1月のお正月のお飾り

今月はちょっとしたお正月の飾りの特集します。
門松・・・最近では松竹梅と葉ボタンなどで大きく生け込んだ門松はあまり見かけなくなりました。その代わり竹で作ったミニミニ門松があります。それ以外にもあるの知ってます?門松用の雄雌(オンメン)セットになった切り花の松を使うのです。両方の松に、葉がついていない枝だの部分に白半紙を巻き、水引を結びます。それを門や玄関の扉の両サイドに飾ります。その時雄松(オマツ)は左に、雌松(メマツ)は右に飾ります。松の見分けたかは、雄(オン)は葉先が固く(手のひらで葉先を叩き弾力があり、ちくちく痛い方)、雌(メン)は葉先が柔らかいのです。これで簡単門松の出来上がり。私も今の花屋さんに行くまでは知らなかったのです。でもこの近所では昔からされている方が多いようです。ちなみに松の雄雌セットはだいたい500円ぐらいです。
「しめ縄(おしめ)」・・・ここのお花屋さんではしめ縄の材料を買って、自分で作るのです。(最初来た時ビックリしました)なかなか力仕事なので、オーナーがほとんど作ります。
しめ縄は、「占有している」「なわばり」「立ち入り禁止」「神聖な場所」などの意味があります。そして付いているものにはそれぞれ意味があります。
・紙垂(しで)・・・縄に付いている四角い紙→雷
・〆の子(しめのこ)・・・縄に付いて垂れ下がっている細い紐→雨
・縄・・・編んであるメインの縄→雲
・橙・・・家系が代々栄えるように
・ゆずり葉・・・家系を後の世代まで絶やさぬように
・ヒイラギ・・・魔よけ
このほかウラジロやモッコクなどもあります。